音楽・作曲について「一般的なさび」|Naoki's Fantasy
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音楽・作曲について - 一般的なさび

 
作成 : 2008-??-??  更新 : 2009-11-02
このページでは、さびについての私の考えを書きます。
さびのパターンというか特徴は、私が思いつく限り、
1. 2つ、3つのフレーズを伴っているもの。
2. 少ない数小節間だけをものすごく強調するもの。
3. 解決するメロディー(+解決するコード)で終わる。
4. メロディーの音の上がり下がりが激しい。
5. フレーズを2度繰り返す内、2度目が1度目より強調される。
6. ・・・
などなど他にもたくさんあるかもしれません。
※さびの構成において、上に挙げたパターン1つ1つ独立しているのでは
 なく、複数のパターンを満たしています。
※上の 3. 5.は、普通のフレーズでも該当することがありますが、意外に
 も、3. 5. 加えて4.を満たすことが重要だと私は感じています。

上の私独自の定義を、ここから1つ1つを説明していきます。
例として使っている曲は私が2009.11.2に制作したものです。いつか1つの曲として発表すると思います。
1. 2つ、3つのフレーズを伴っているもの。
意図的にやったかどうかは別にして、さびが1つのフレーズで終わらない感じになり、その次に、メロディーまたはコードの解決に誘導するようなフレーズを入れるなどして、さびが複数のフレーズで構成されているものがあります。これは悪いわけではありません。無駄にさびが長くなったりしなければ、これはこれでとてもよいさびになります。
1つのフレーズで終わるようにした場合 →
2つのフレーズで終わるようにした場合 →
2つのフレーズで終わるようにした方のさびは、1つ目のフレーズの終わりが、「終わった」と思えず、まだ続くような感じを受けたかと思います。このきれいに納まらない感じが逆に良いと思えることがあるのです。
2. 少ない数小節間だけをものすごく強調するもの。
独立したような短いフレーズで、際立った雰囲気を与えるさびです。例となる曲が出来次第アップします。
3. 解決するメロディー+解決するコードで終わる。
[a:解決が、さびの小節内に納まるパターン]
上の1つのフレーズで終わるさびと同じ →
[b:解決が、さびの小節の後に持ち越されるパターン]
さびの解決が持ち越させる例 →
(解決しないメロディーで終わることは少ないです。やはり解決するメロディーの音で終わることがとても聴き手にわかりやすいと思います。
aとbの違いは、bは解決するコードがさびが終わった直後に入り、aはさびの最後ですでに解決するコードが入っているという点が異なります。
私個人としては、aの方が良いと思っています。
さびが8小節だと仮定すると、aだと、8小節の中で、一区切りついて、次の小節から自由なコードで新しい(または、曲の初めの)フレーズに移れますが、bだと、その一区切りつくのが、その8小節の次に持ち越されてしまい、ほんのわずかではありますが、一塊のフレーズだということを感じにくくなってしまいます。また、さびの8小節の後に必ず解決するコードが入らなくてはならなくなってしまい、扱いづらさがあります。上のbの例のフレーズでは、適当なコード進行を解決した後に付け加えて実際どんな感じでつながっていくかを示したつもりです。しかし、ほんの少しの差でしかないので、そのときに応じて対処すればよいと思います。
4. メロディーの音の上がり下がりが激しい
音が緩やかな上がり下がりであっても、立派なさびはたくさんあると思いますが、部分的でよいので、音の上がり下がりを大きくすると、比較的容易にさびらしい、存在感のあるフレーズができると思います。逆に、例えばメロディーがたったの5度の範囲内でさびを作るとしたら、かなり難しいと思います。(これは、私が苦手なだけなのかもしれません。)
※メロディーの上がり下がりを激しくしすぎると、聴き手を疲れさせてしまうことがあるので注意してください。
5. フレーズを2度繰り返す内、2度目が1度目より強調される。
[2度目のメロディーを1度目のメロディーより比較的高い音にする]
これは、常套(じょうとう)手段だと思います。ほんの少しでもこの方法をとっているさびを含めれば、ほとんどのさびで使われています。
[2度目の何か要素を1度目より飾り気のあるものにする]
飾り気を与える対象は、コード進行であったり、ドラム、パーカッションであったり、細かい装飾的な音、フレーズだったりと、さまざまだと思います。2度目を強調するのはメロディーに限ったことではないのです。特にJ-popで多いのは、短調気味の曲で、フレーズをつなぐ役割で使用したマイナーのコードをメジャーにして、ハーモニックマイナーのような響きにすることです。これは、私はあまり好きではないですが、仕方のないときは使います。
後半一部分だけメロディー、和音を強調 →
逆に2度目をあまり強調させなかったどうなるでしょうか。もし、そうしたとしても3. 4. を満たしていれば、一応さびには聴こえると思います。ただ迫力にかけると思います。上の例は後半強調したのが、逆に不愉快で、あまり良い例ではありませんでした。